「ファミリーレストラン」から「ラーメン専門店」へーー。千歳市栄町7丁目の中央大通沿いで飲食店舗が交代する。コロナ禍の外食産業は厳しさが続いているが、「ファミレス」から「ラーメン専門店」の移行は、ウィズコロナ、アフターコロナ時代の外食需要が時々刻々と変化していることを表しているようだ。(写真は、建設が進んでいる「麺や虎鉄千歳店」)

 千歳市栄町7の中央大通沿いの一角は、長く「ロイヤルホスト千歳店」と「ケンタッキーフライドチキン千歳店」がコンビで賑わいを発信していた。ファミレスとファストフードの組み合わせは、「地域の顔」として市民にも親しまれてきた。しかし、コロナ禍の影響を受けるなどして、「ロイヤルホスト千歳店」が2020年8月31日に閉店。建物はその後、解体されて「ケンタッキー」単独となっていた。

 そんな中、今年6月、PLUS2(本社・札幌市西区)がラーメン専門店「麺や虎鉄・千歳店」の建設に着手した。同社は、「麺や虎鉄」を道内で直営14店舗、暖簾分け店舗の合計17店舗を展開。そのうち道央圏は札幌市8店舗、江別市1店舗だが、今回、千歳市に出店、店舗網を広げる。

 建物の建築主はPLUS2、設計、監理、施工は脇坂工務店(札幌市東区)。工期は21年6月5日から9月15日までとなっており、オープンは9月中旬が予定されている。敷地内ではPLUS2がもう一棟を計画しているもようで、こちらの工期は21年7月13日から11月10日となっている。「ケンタッキー」と「麺や虎鉄」が新たなコンビとなって、界隈に賑わいを届けることになる。



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