札幌市内で、閉店したパチンコホール2店舗の解体工事が進んでいる。2店舗はいずれも太陽グループ(本社・札幌市中央区)が展開していたパチンコホール。建物解体後の跡地利用に関心が集まっている。
(写真は、解体工事に入っている「パーラー太陽モイワ店」=上と建物が解体された「パーラー太陽宮の沢店」)
解体が始まっているのは、「パーラー太陽モイワ店」(中央区南22条西10丁目1ー21)と「パーラー太陽宮の沢店」(西区宮の沢1条3丁目8ー33)。「モイワ店」は、2020年2月2日で閉店、「宮の沢店」はコロナ休業に入った20年4月22日以降、臨時休業していたが、営業再開をせずに5月17日で閉店した。
「モイワ店」は、石山通と白石藻岩通の交差点南東角にあり市電石山通電停の前で利便性の良い立地。解体工事は、デモリッション(札幌市北区)が行っており、工期は20年6月15日から同年8月8日までとなっている。敷地面積は約500坪。
「宮の沢店」は、札幌新道と二十四軒手稲通の交差点南西角の三角形の敷地内にある。地下鉄宮の沢駅からはすぐの立地。解体工事は、厚西工業(札幌市白石区)が行っており、工期は20年5月28日からと同年7月31日まで。敷地面積は約600坪。
札幌市内で閉店した利便性の良いパチンコホール跡地では、分譲マンション開発が進んでいる。「パーラー大黒天元町店」(東区)跡に明和地所(本社・東京都渋谷区)、「ガイア東札幌店」(白石区)跡にクリーンリバー(同・札幌市西区)がマンション建設を進めており、「パーラーアイドル元町店」(東区)跡には大和ハウス工業(同・大阪市北区)がマンション建設を計画している。