外食チェーン店がコロナ禍で客数減に直面している中、「餃子の王将」を展開する王将フードサービス(本社・京都市山科区)は、「札幌伏見店」を17日にオープンさせた。市内の路面店出店は「清田店」以来ほぼ7年ぶり。(写真は、17日にオープンした「餃子の王将札幌伏見店」)

「札幌伏見店」は中央区南15条西18丁目2ー24の環状通沿い。以前は「麺や虎鉄伏見店」、「焼肉はねうし伏見店」が入っていた店舗跡に居抜きで出店した。営業時間は午前11時から午後11時まで、39席。

「餃子の王将」は、2011年12月22日にオープンした「すすきの店」(中央区)が北海道1号店。以降、出店を継続し札幌市内11店舗のほか、函館市、旭川市、帯広市、苫小牧市、千歳市、北見市、釧路町に出店、計19店を展開してきた。多くが直営店でFC(フランチャイズ)店だった「麻生店」(札幌市北区)、「滝川店」(滝川市)は18年3月31日、20年1月7日にそれぞれ閉店している。直近の出店は、19年6月29日にオープンした直営の「イオン湯川店」(函館市)。

「餃子の王将」直営既存店の売上高は、コロナの影響を受け4月は前年同月比78・3%、5月は同88・2%と減少した。ただテイクアウト売り上げは、5月が同223%となり4月の同190%を上回り店内売り上げの減少を補完した。
 外食チェーン店の売上高が4~5割減となる中で、「餃子の王将」は1~2割減にとどまっており、コロナ禍でも売り上げ減少に抵抗力があると言えそう。札幌市内12店舗目、道内20店舗目となる「札幌伏見店」は、営業中の王将店舗としては道内で唯一のFC店になる。


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