日本最大級の免税店ネットワークを構築している中国資本傘下のラオックス(本社・東京都港区)は10日、札幌市中央区に「ラオックス札幌本店」をオープンさせた。同社は「ラオックス札幌時計台通り店」を閉店させていたが、その代替店舗の位置付け。(写真は、10日にオープンした「ラオックス札幌本店」)
「ラオックス札幌本店」は、米国のファストファッション「フェーエバー21札幌店」が入っていた札幌ゼロゲートビルに新規入店。同ビルは北海道信用金庫本店ビルと共同のビルで、パルコ(本社・東京都渋谷区)が商業施設棟の札幌ゼロゲートビルを区分所有している。地下2階、地上4階建てで延べ床面積は約890坪(2938・42㎡)。2016年2月26日に「フォーエバー21」がテナント入居して営業を始めたが、今年10月末に日本撤退に伴い閉店していた。
後継テナントとなった「ラオックス札幌本店」は、10日に部分開業。地下の階は時計、食品、文房具、玩具で、1階には家電、化粧品、日用品、トラベル用品を配置。来春にも売り場を全フロアに広げ道内最大級の売り場にする。
ラオックスは、16年7月28日に札幌市中央区北1条西3丁目の敷島北1条通1~2階に「ラオックス札幌時計台通り店」を出店したが現在は閉店している。ラオックスの店舗は今回の新店舗で「札幌狸小路店」、「函館赤レンガ店」、「千歳アウトレットモール・レラ店」、「小樽運河店」を含めた5店舗になるが、12月20日には新千歳空港国際線ターミナルビル3階に空港店舗では最大面積となる「ラオックス新千歳空港国際線ターミナル店」を新規オープン、道内店舗は6店舗になる。