スガイディノス(本社・札幌市中央区)の三浦尚久社長(51)が26日、SATOグループのオープンセミナーで講演、今年6月2日に閉店した本拠地「スガイディノス札幌中央店」の復活に向け札幌中心部で物件調査を進めていることを明らかにした。三浦社長は「できるだけ早く再開したい」と訴えた。(写真は、講演するスガイディノス・三浦尚久社長)

 三浦社長は、『北海道のアソビを追い求めて100年 その歴史と将来について』と題して約90分間講演。同氏は釧路公立大学在学中にスガイ釧路店でアルバイトをしたことがきっかけで卒業後に入社、今年は入社してから25年目の節目。

 スガイディノスは1917年に歌舞伎やオペラ、サーカス、ジャズライブなどの公演を行う札幌劇場がルーツ。戦後、48年に松竹の封切館として再開、そのころ『生きる歓びと感動を共有』という社是が制定されたという。その後、ボウリングブームに乗り、札幌をはじめ道内外に15のボウリングセンターを造ったが、ブームは急速にしぼみ、「完成したばかりの50レーンの施設をわずか3ヵ月で閉鎖したこともあった。最終的には15施設のうち12施設を閉鎖しシネマや貸しビルに振り向けた」(三浦社長)

 その後も、スペースインベーダーゲームによるゲーム需要の拡大、ビリヤード人気、カラオケの普及などエンタメの内容が変化しつつも同社の成長が続いた。95年に株式を上場、以降は大型小売店と提携した共同出店が続く。バブル崩壊で新しい事業展開が不可欠としてゲオと提携、ビデオレンタルやリサイクルに進出、2005年にゲオの完全子会社になる。

 2008年にはリーマンショックの影響で売り上げが大きく下がり、ゲオのフィットネス事業やインターネットカフェ事業を譲り受け、スガイディノス(当時の社名はゲオディノス)のフィットネス事業の売上構成比がゲームを抜き1番になる。それを受けて14年に当時の健康コーポレーション(現RIZAP)グループに入ったが、18年になってシナジー効果がない子会社は切り離すことになり、北海道SOキャピタルが全株を引き受け、原点回帰よろしく再スタートを切った。

 札幌劇場のスタートから100年を超えたが、「この1世紀の間に63店舗をオープンさせ43店舗を閉店した。造っては潰し、潰しては造る歴史だった」と三浦社長は振り返る。『遊びを多様化しないと未来はない』というキーワードのもと、三浦社長は通信ボウリングやトラックに搭載した移動型UFOキャッチャーの開発などを進めていく考えを示した。
 最後に三浦社長は、「札幌中央店」の復活に並々ならぬ決意を披歴。「当社は札幌市内にシネマ施設がゼロ、ゲーム施設も手稲にしかない。札幌の中心部でシネマ+ゲームのパッケージで必ず復活する。狸小路かススキノで早期に復活を成し遂げたい」と話していた。



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