庶民的な中華料理の専門チェーン「餃子の王将」札幌2号店となる「南二条西2丁目店」が今日、22日にオープンする。昨年12月下旬に「すすきの店」をオープンさせているが、2店舗目もオフィスや商業ビルが立ち並ぶ中心街に立地、都心でのドミナント化を加速するものと思われる。(写真は、道内2号店となる『南二条西2丁目店』)
札幌2号店の「南二条西2丁目店」は南二条通に面した南向きのビル1階部分。昨年12月に道内初出店となった「すすきの店」とは500m足らずしか離れていない。周辺は、オフィスビルや商業ビルが立ち並ぶ中心街。平日はビジネスマンや買い物客が行き交うが休日は人出が比較的少ない。
営業時間は午前11時30分から午後10時。オープン記念として22日の当日は、生餃子を一人前115円(通常価格は231円=いずれも税込み)で提供。1人6人前まで買い求めることができるが、先着5000人の限定。
道内には、王将旋風が巻き起こっている。本家の「餃子の王将」よりもひと足先に道内進出した分家の「大阪王将」は昨年4月の北9条店(札幌市東区北9条東4丁目)以降、苫小牧イオン店、手稲店、南郷通店、北見店とこれまでに5店を出店している。いずれもクルマでの来店を想定した週末集客型の出店なのに対して、「餃子の王将」は札幌中心街をまず固める平日集客型の出店。
「大阪王将」は、今年度に10店の出店を予定、「餃子の王将」は10年以内に30店という計画だ。
餃子を中心とした庶民的な中華料理チェーンは、道内にはなかっただけに「二つの王将」が札幌や北海道の中華料理のイメージを大きく変えるうねりになりそうだ。