パン、菓子製造販売の「もりもと」(本社・千歳市)のグループ会社、有限会社菓子司「新谷」(富良野市朝日町4ー7)が、富良野商工会議所主催の「エクセレントカンパニー賞」を受賞した。(写真は、新谷の店舗=もりもと提供)

 新谷(しんや)は、富良野で1914年に創業し100年以上の歴史を持つ菓子店。2008年にもりもとに事業譲渡され現在はもりもとグループの一翼を担う。『ふらの雪どけチーズケーキ』、『へそのおまんじゅう』、『ふらのチーズケーキ』などが売れ筋商品で年商は約4億円。社長は森本吉勝もりもと会長の次男である吉徳氏が務めている。

「エクセレントカンパニー賞」は、富良野商議所が2008年から始めた賞で地元の商工業者として地域の発展のために事業を展開していることや富良野のPRに貢献していること、社員教育や社会貢献に積極的などが選考基準になっている。

 今回、新谷が受賞したのは、地元食材を使用して商品開発を行いコラボ商品に取り組んでいるほか、100年企業として地域に貢献している点などが評価された。受賞は9月25日付。もりもとでは、「受賞を励みに地域に根差した店舗として富良野の味を全国や世界に発信、知っていただく機会をさらにつくっていきたい」(広報)と話している。

 なお、「エクセレントカンパニー賞」は、これまでに富良野の納豆メーカーや菓子店舗、土木・運送企業など12社が受賞している。今年は新谷が13社目として受賞したほかもう1社受賞している。


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