高級食パン激戦区の札幌に「嵜本」9月進出、5ブランドが火花

経済総合

 高級食パンの激戦区になっている札幌で、9月に新たに「嵜本(さきもと)」が出店する。「嵜本」は、大阪や東京、鹿児島に5店舗を展開しており今回、フランチャイズ(FC)店舗として札幌に1号店を設ける。(写真は、高級食パン専門店「嵜本」の出店予定場所)

「嵜本」は、札幌でも2店舗ある焼きたてチーズタルト専門店「PABLO」を展開している洋菓子製造販売、ドロキア・オラシイタ(本社・大阪市浪速区)が手掛ける高級食パン専門店。2017年11月に大阪で1号店をオープン、現在は大阪3店舗、東京、鹿児島に各1店舗展開している。

「嵜本」の食パンは、種類ごとに小麦粉の配合や製法を変え、生地量は一般的な食パンの1・4倍。焼きたては自立できないほど柔らかく、口当たりの軽さや口どけの軽さ、喉越しの滑らかさがある。素材が持つ旨みや甘みが様々な食材にマッチし、ジャムやバターを塗ってもサンドイッチにしても相性が良い。価格はスタンダートの「極美」が2斤サイズ900円(税込み)、ミルクバターパンの「極生」が2斤サイズ950円(同)。

 札幌の1号店は、札幌市中央区南13条西15丁目の電車通り沿い。今年2月15日で閉店した「セブンーイレブン札幌南13条店」の跡に出店する。店舗を運営するのはサン・マネージメント(札幌市中央区)。同社は、ドロキア・オラシイタの焼きたてチーズタルト専門店「PABLO」を札幌でFC展開している。

 札幌では高級食パン専門店の出店が続いている。2017年9月に「乃が美はなれ札幌店」(中央区南2条西27丁目)、19年1月に「乃木坂な妻たち」(中央区北6条西16丁目)、同年3月には「ベーカリー・ワンカラット」(南区石山1条7丁目)、同年7月に「ル・ミトロン食パン」(中央区大通西24丁目)がオープンしており、「嵜本」の参入で味と価格を巡る競争はさらに激しさを増しそうだ。

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