市街地再開発事業が進んでいる旧サンデパートを中心とした札幌市中央区の南2条西3丁目の狸小路商店街に、2019年4月11日から再開発ビルが竣工する2022年夏ころまで、コンテナとキッチンカーを使った期間限定の賑わい発信事業「でべそ」が始まっている。(写真は、コンテナを利用した店舗を出店した「サン・フルーツ」)

 狸小路3丁目の北側の3分の2ほどが再開発によってフェンスで覆われているため、工事中の賑わいをつくるために「でべそ」は始まった。「でべそ」は、「Development of Sapporo Odori」を略した「deve★so」を日本語読みしたもの。狸小路商店街振興組合が札幌市より「道路協力団体」の指定を受けたことにより実現できた取り組み。

 コンテナには、以前から旧サンデパートの1階で店舗を出していた「サン・フルーツ」が果物の販売を、鉄板パラダイス「リキヲ」が鉄板焼きを販売。そのほかキッチンカー2台が定期的に入れ替わって季節に応じたメニュー展開をしていく。営業時間は午前11時ころから午後10時ころまで。

 こうした期間限定による賑わい発信の取り組みは、札幌駅前通まちづくり会社がヨドバシカメラ所有の北4西3の仲通りを「コバルドオリ」として利用しているケースがある。


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