オフィスビル賃貸の敷島屋、定山渓の北海道新聞社保養施設を取得

経済総合

 札幌中心部で敷島ビルなどオフィスビル賃貸業を展開する敷島屋(本社・札幌市中央区)は、北海道新聞社の研修保養施設「道新荘ぶんぶんの湯」(札幌市南区定山渓温泉西3丁目)を取得した。敷島屋は、昨年8月に蘭越町の新見温泉を取得、ホテル・旅館業への進出を計画しており、その一環として定山渓の道新保養施設も買収することにした。IMG_4069
IMG_4083(写真は、豊平川に面した道新荘ぶんぶんの湯)

 道新荘ぶんぶんの湯は、道新健康保険組合が所有運営していたが、2005年に道新が取得、道新グループ社員向けの研修保養施設として運営していた。施設は、定山渓病院の近くで豊平川に面した敷地に建てられている。
 登記簿によると、道新は17年4月17日付で不動産賃貸業などのテーシー・コア(本社・札幌市中央区)に売却、5月8日付で敷島屋がテーシー・コアから取得している。

 道新によると、「資産を効率的に活用するために売却した。売却価格は答えられない」としている。
 敷島屋の中村達也社長は、「当社グループは、札幌南ゴルフクラブ駒丘コースの運営にも関わっており、ゴルフ場利用客の満足度を高める目的で天然温泉の宿泊施設の道新荘を買収した。今後、手直しをして夏ころから営業を始めたい」と話している。

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