コーヒーチェーン「コメダ珈琲店」を全国展開するコメダ(本社・名古屋市東区)が、北海道1号店となる「東札幌5条店」(白石区東札幌5条1丁目)を8月10日(水)にオープンさせる予定だ。大型商業施設イーアス札幌の東に位置する路面店で、店舗の建設が始まった。IMG_5731(写真は、建設が始まったコメダ珈琲東札幌5条店)

 コメダ珈琲店は、モーニングサービスで知られる名古屋で1968年に創業。93年からFC(フランチャイズ)展開を本格化させ2008年にはアドバンテッジパートナーズのファンドが事業を承継、13年にMBKパートナーズが承継している。
 16年2月期の売上高は約219億円で営業利益は42億円。同年2月末で全国に676店舗展開している。コーヒーチェーンでは、ドトール、スターバックスに次ぎ業界3位。北海道と青森、岩手、秋田のほか九州の宮崎、長崎、鹿児島と沖縄の各県は未出店だった。
  
 コメダ珈琲店の特徴は効率や生産性を追求している全国チェーンとは対極のくつろぎを提供する点で、自宅の居間の延長上での利用を呼び掛けている。
 北海道1号店となる「東札幌5条店」は、イーアス札幌と札幌コンベンションセンターとの間で建設中。施工は日翔建設(神奈川県伊勢原市)。同社はコメダ珈琲のFC事業を展開する日翔フーズを子会社に持っており北海道1号店を手掛ける。
 
 くつろぎの空間を提供する全国コーヒーチェーンには「星乃珈琲店」があり、道内には札幌厚別店と札幌伏古店の2店舗を展開。星乃珈琲店は、多業態の外食産業を展開するドトール・日レスホールディングスの完全子会社日本レストランシステム(本社・東京都渋谷区)が2011年からFC展開を始めた珈琲店で現在は全国に約170店舗ある。
 なお、ドトールは20店舗、スターバックスは30店舗をそれぞれ道内出店している。


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