建機レンタルのカナモト（本社・札幌市中央区）は、サッポロドラッグストアー（同・同市北区）と提携し建設工事現場の仮設事務所レンタル先に生活用品一式を販売するサービスを始めた。工事現場で買う手間が省け単品で揃えるよりも安くなる。この商品の売上げの一部は、道内の環境、子育て、健康分野で活動している団体に寄付する。
（写真は、両社が始めた『現場スタートセット』の記者会見＝カナモト提供）
カナモトは建機レンタルのほかに仮設ユニットハウスや仮設トイレのレンタルも行っており、そこで必要なティッシュやトイレットペーパー、ハンドソープ、トイレ掃除用品などは、カナモトがレンタル先の要望を聞いて揃えていた。
今回、両社はこうした仮設事務所で必要な生活用品一式をパック化してレンタル先に販売することにした。『現場スタートセット』と名付けた商品は、半年程度使えるＬ（19品目、税込１万２９６０円）と２～３ヵ月分のＳ（９品目、同６４８０円）の２種。
道内でのサービスとして５月から始めており、カナモトの道内営業所に連絡するとサッポロドラッグストアーの子会社で流通支援企業のクレアーレ社から２日以内に配送する。当面は道内限定だが将来的には全国規模のサービスにする。
カナモトの建設関連工事売上高のうち道内は20％を占めており地域シェアは36・６％（2015年10月期）。
