一般社団法人北海道日中経済友好協会は20日、東京中華總商会の一行42人が北海道経済界とのビジネス交流を目的に来道したのを機に交流会を開催した。会場の札幌市中央区のホテルオークラ札幌には道内関係者や東京中華總商会とその上部組織のである一般社団法人日本中華總商会の関係者など約80人が参加した。(写真は、挨拶する北海道日中経済友好協会の中田博幸会長)
東京中華總商会は今年設立された日本でビジネスを展開している中国人企業家らの団体。15年前に設立された日本中華總商会(東京や大阪の中国人企業家ら数百人が会員)の活動をより地域に密着したものにするため、地域ごとに設立された總商会のひとつ。その設立記念として42人の会員が北海道の経済人らとのビジネス交流会のために来道した。
交流会の主催者を代表して北海道日中経済友好協会中田博幸会長(元札幌市副市長、公益財団法人太陽財団理事長)が、「日中間の市民レベル、経済レベルの交流は絶え間なく続いている。今回の交流会が開催できるのも日中間の絆が盤石だからこそ」と歓迎の意を表した。
来賓として出席した中華人民共和国駐札幌総領館の孫振勇総領事は、「中日関係は良い方向に向かっている。習近平主席も『中日友好の基盤は民間にあり』と語っており中国と北海道の民間レベルの交流が進むことを期待する」と挨拶した。
(写真は、孫振勇註札幌総領事)
続いて、日本中華總商会の厳浩会長(医薬品臨床試験のEPSホールディングス会長)が挨拶、「北海道の人たちはオープンな気質でよそ者を拒否しない風土がある。それも中国で北海道観光が伸びている理由のひとつ。今回の交流を通してお互いのビジネスが発展して日本と中国良い関係に結び付くように貢献したい」と話した。
(写真は、厳浩日本中華總商会会長)
また東京中華總商会の䔥敬如会長(ビジネスコンサルティング・システム設計の大洋システムテクノロジー会長兼社長)は、「北海道訪問の2日間、しっかりと交流してビジネスが生まれるように進めたい」と述べた。
(写真は、䔥敬如東京中華總商会会長)
一行は21日に京王プラザホテル札幌で北海道経済産業局、道庁などの協力を得て「北海道ビジネスチャンス交流会」を開催。道経済部地域経済局国際経済室の佐藤靖史参事が「北海道の投資環境」と題して講演するほか、加森観光、北海道ワイン、日生バイオ、J&C、トーワ建設の道内5社の担当者がプレゼンテーションする。