パチンコ太陽グループの旅行代理店、わくわくホリデーは18日、「誇ろう北海道」をテーマにした同社の新聞広告が第28回読売広告大賞を受賞、また第65回広告電通賞新聞部門ファイナリストに選出されたことを記念して感謝の集いを開催した。会場となった札幌プリンスホテル国際館パミールには観光関係者など約300人が集まり、受賞を祝った。(写真は、東原俊郎社長と受賞した新聞広告)
 
 読売広告大賞と広告電通賞新聞部門ファイナリストに選ばれたのは、昨年9月に日刊各紙に掲載されたわくわくホリデーの全面広告。「誇ろう北海道」をテーマに余市の漁港で、東原俊郎社長自ら漁師とともに酒を酌み交わして談笑している光景で、日常的な海辺の生活を描くことで読者を旅に誘う効果を狙ったもの。
 
 挨拶に立った東原社長は、「最初は漁師の方々がなかなか笑わなくて苦労した。女性の前では言えないような話をして、ようやく自然な笑顔が出てきた。撮影場所は、シリパ岬の見える余市漁港で、近くにはフゴッペ洞窟もあってアイヌ文化のルーツとなった擦文時代の名残がある。北海道にはまだまだ誇れる魅力がいっぱいある」と受賞を機会にさらに北海道の知られていない観光資源を発掘し、道民に提供していくことをアピールしていた。
 
 読売広告大賞は、1984年の読売新聞創刊110周年を記念して創設された賞で、読者が選ぶ広告賞として知られる。わくわくホリデーは読売新聞北海道支社の枠で読者賞を受賞。過去には、北海道米販売拡大委員会やコープさっぽろ、ホクレン、北海道ガスなどが読者賞を受賞している。
 
 わくわくホリデーの広告は、代理店を使わず東原社長が考案したキャッチコピー『誇ろう北海道』をモチーフに、社長自ら出演した異色の作品。
 
 また、広告電通賞新聞部門ファイナリストにも選ばれたが、道内からは他に小樽洋菓子舗ルタオ、室蘭工大、サッポロビール、ホクレン、石屋製菓の4者が選出されている。
 
 来賓として出席した中田博幸札幌国際プラザ副理事長(元札幌市副市長)は、「これからも北海道の観光資源を掘り起こして、観光を牽引してもらいたい。北海道、札幌の魅力を国内や世界に発信して欲しい」と語っていた。



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