カツキ常務に西尾長幸氏(55)を招聘、勝木紀昭北海道エネルギー社長の狙い

経済総合

 食品卸の丸ヨ西尾創業者一族で北海道ファミリーマート初代社長を務めた西尾長幸氏(55)が、昨年後半に北海道エネルギー勝木紀昭社長が社長を兼務する不動産管理会社、カツキの常務に就任した。カツキでは土地開発などのプロジェクトを担当している。IMG_9620(写真は、勝木紀昭カツキ社長、北海道エネルギー社長)

 西尾氏は、丸ヨ西尾(現セイコーフレッシュフーズ)創業者の子息で実父は札幌商工会議所会頭も務めた故西尾長光氏。勝木社長の実父である故勝木郁郎氏は札商副会頭などを務め西尾長光氏と親しく、子息同士も親交があった。
 
 西尾長幸氏は北大卒業後に丸ヨ西尾に入社、その後社長も務め2008年2月に設立された北海道ファミリーマート初代社長にも就任した。丸ヨ西尾社長は07年6月に退任し、道ファミリーマート社長も10年4月に退任。その後は、西尾家の資産管理会社社長に就いていた。
 
 昨年、勝木氏が実父の自宅を取り壊して賃貸マンションを建設することを決め、カツキの不動産事業を強化することにしたため、旧知の西尾長幸氏を常務として迎え入れた。勝木氏は「用地買収など今後のプロジェクト担当として能力を発揮してもらう」と西尾氏を招聘した理由を語っている。

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