オリックス不動産投資法人が北広島の大型商業施設「インターヴィレッジ大曲」を51億円でREIT取得

経済総合

DSC_6452 オリックス不動産投資法人(東京都港区)は、北広島市にある商業施設「インターヴィレッジ大曲」(北広島市大曲幸町6丁目)をREIT(不動産投資信託)の対象物件として取得した。取得日は4月1日。取得価格は51億円。賃貸利回りは、7・6%。札幌市内ではオフィスビルやシティホテルをREIT物件にする取引が活発。札幌に隣接する北広島市でもREITマネーが入り込み始めた。(写真は、インターヴィレッジ大曲)
 
 オリックス不動産投資法人が取得した「インターヴィレッジ大曲」は、家電量販店のケーズデンキや食品スーパーのスーパーアークス、ホームセンターのカインズホーム、家具雑貨のスイートデコレーションを核に専門店モールとして北雄ラッキーの衣料専門店、サッポロドラッグストアー、エービーシーマートなどが入っている。
 
 三菱地所などがデベロッパーになり2008年6月にオープンした。敷地面積は約7万1255㎡、総賃貸面積は約3万9200㎡で稼働率は100%。
 
 オリックス不動産投資法人は、合同会社北広島プロパティから信託受益権を51億円で取得、REITに組み込む。総賃料収入は月間4800万円。定時稼働時の年間想定収入は3億7700万円で賃貸利回りは7・6%。
 
 札幌市内では、賃貸マンションやオフィスビルのREIT取得が昨年は10物件あった。ススキノにある東急インが入る東急プラザ札幌も44億円でREIT取引された。今回、オリックス投資法人は札幌に隣接する北広島市でREIT取得したことで、今後地方の優良物件でREIT化が進む可能性が出てきた。

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