星野リゾート(本社・長野県北佐久郡軽井沢町)は、2022年1月28日に開業した「OMO3(おもすりー)札幌すすきのby星野リゾート」(札幌市中央区南5条西6丁目14-1)の運営を終了する。開業から3年、2025年4月1日のチェックアウトでの閉館を決めた。(写真は、「OMO3札幌すすきのby星野リゾート」)
「OMO」は、星野リゾートが展開している都市観光ホテルのブランド。地域と一体となって街を楽しむ旅を追求し、街歩きをサポートする「Go-KINJO(ごきんじょ)サービス」を展開している。「OMO3」はベーシックホテル、「OMO5」はブティックホテルで、「OMO7」はフルサービスホテル、「OMO1」はカプセルホテルを示す。
「OMO3札幌すすきのby星野リゾート」は、イシン・ホテルズ・グループ(本社・東京都港区)が、2018年1月末に開業させた「the b 札幌すすきの」が前身。同ホテルは、コロナ禍でインバウンドや国内観光客が減少したことを受けて、2020年5月31日に閉館。星野リゾートは、同ホテルを承継し、「OMO3札幌すすきのby星野リゾート」を開業していた。
コンセプトは「幸せな夜更かし」で、ススキノエリア全体をリゾートとして捉え、老舗料亭や炉端焼き店を巡り、最後は、和食料理長の「シメパフェ」で締める「すすきのはしご酒ツアー」など独自のコンテンツで人気があった。宿泊料金は1泊5000円から(税込み、食事別)、226室。
今回の閉館によって、星野リゾートの道内宿泊施設は、「界ポロト」(白老郡白老町)、「リゾナーレトマム」(勇払郡占冠村)、「OMO7旭川」(旭川市)、「OMO5函館」(函館市)、「OMO3小樽」(小樽市)と、グループ会社の「ホテルWBF札幌中央」(札幌市中央区)と「ホテルWBFグランデ旭川」(旭川市)の計6軒になる。閉館について、星野リゾート北海道広報は、「建物の賃貸借契約の終了に伴い、星野リゾートでの運営を終了することとなった次第です」としている。
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