日本エスコン(本社・東京都港区)は、札幌市中央区南6条西4丁目3番のススキノで、ホテル建設を計画している。ススキノの飲食店ビルだった旧「若島ビル」跡地で、現在は、時間貸し駐車場として利用されている土地。日本エスコンは、旧「キングムー」跡地(南7条西4丁目)でもホテル建設を進めている。(写真は、日本エスコンがホテル建設を計画している南6西4の土地)
日本エスコンが進めるプロジェクトは、仮称南6西4ホテル計画で、飲食店ビル「若島ビル」が建っていた場所を利用する。「若島ビル」は、昭和40年代に建設され、スナックや料理店などが入っていたが、2019年頃には、ほぼ空きビルになっていた。土地は、2019年12月にワイ・エス・ジー(札幌市中央区)が取得、2020年1月から解体が始まり、同年5月に更地になった。以降は、時間貸し駐車場「タイムズすすきのゼロ番地前」(収容台数37台)として利用されてきた。コロナ禍により、塩漬けにされてきたが、更地になって5年目のホテル建設が決まった。
日本エスコンは、敷地面積約340坪(1124・79㎡)のうち、建築面積約215坪(709・86㎡)を使って鉄筋コンクリート造、鉄骨造の地上13階建てのホテルを建設。延べ床面積は約2258坪(7452・71㎡)、建築物の高さ44・831m。2025年4月1日頃に着工を予定している。設計、監理はフィルド(札幌市中央区)、施工は未定。
日本エスコンは、ススキノのダンスクラブ「キングムー」跡地に「ランドーホテル札幌へリテージ」を建設中。「キングムー」の内装の一部を再利用するなど、土地の歴史をデザインコンセプトに採用したもので、2026年7月にSatisfill(本社・福岡市中央区)の運営で開業予定となっている。