札幌ススキノの南6条西4丁目にある飲食店ビル「若島ビル」の解体工事が進んでいる。昭和40年代に建設された同ビルは、古き良きススキノの風情を漂わせていたが、土地建物所有者の代替わりに伴い、持ち分を全取得した現所有者が建物老朽化を理由に解体を決めた。
(写真は、解体前の「若島ビル」=上と解体工事に入った同ビル)

「若島ビル」は4階建てでスナックや料理店などが入っていた飲食店ビル。数年前からテナントの撤退が始まり、昨年にはほぼ空きビルになっていた。

 土地建物の所有者は相続を繰り返してきた多人数の個人だったが、2年前に札幌市内の不動産管理会社が全持ち分を取得。19年12月に同市内の型枠工事会社を経て、デベロッパー案件の設計・施工トータルプロデュースをしているワイ・エス・ジー(札幌市白石区)に売却され所有権が移っていた。

 解体工事は20年1月末から始まっており5月中旬には更地になる見込み。土地面積は約340坪(1124・79㎡)。解体後はホテルなどが想定されている。


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