(写真は、「新千歳空港 世界の旅フェスタ」のステージ)
コロナ禍を経て、さまざまなエンターテインメントにも磨きがかかっている。グアム地域で最大のオプショナルツアー会社、BALDYGA GROUPの後藤智幸氏は、「グアム旅行は、この3年の間にゴージャスで贅沢な時間を楽しめるように、大きく変わりました」とアピール。グアム最大級のシアター「サンドキャッスル」は今年6月に全面改装、世界最大で最も壮観なオリジナルショー「カレラ」の公演も始まっている。グアム最大級で、唯一の2階建てナイトクラブ「ZOH」も全面改装した。この他、タモン地区唯一のビーチレストラン&バー「ザ・ビーチレストラン&バー」、グアム初の本格地中海料理を提供する「ANEMOS」など、レストランも相次いで新規オープンしている。
サンセットクルーズでは、飲み放題のビールやワインを片手に、イルカウォッチングも楽しめる。定員65人で1人の貸切も可能。誕生日やウェディングなど特別な日に利用する例も増えているという。
北海道とグアムの繋がりは意外に古く、今から33年前の1990年7月から新千歳からの直行便が始まっている。残念ながら2018年1月に運休となったが、その間の1994年には、札幌観光協会とGVBが姉妹提携都市を締結、さっぽろ雪まつりなどを通じて両者は交流を深めており、2024年には姉妹提携30周年を迎える。
直行便が運休しているものの、新千歳空港からグアムへは空の旅はスムーズだ。現在、JALが成田から、ユナイテッド航空が成田、名古屋、関西、福岡、4都市から直行便を運航。日本からは7時の朝便、20時の夜便など、旅行スケジュールに対応したフライト時間が設定されている。当日の到着も可能で、成田空港経由の場合、13時35分に新千歳空港を出発、17時に成田を出発してグアムに21時45分に着くこともできる。
新千歳空港は国内線が充実しているため、福岡以外の経由地であればグアムへの乗り継ぎも容易。例えば、7時に新千歳を出発、10時5分に関空に着き、9時間ほどの空き時間を利用して、心斎橋で大阪の味を堪能してから関空に戻り、グアムに出発する旅行プランを立てることもできる。
日本からわずか3時間半の場所でありながら、常夏のリゾート気分を存分に満たしてくれるグアムは、道民にとっても魅力的。新千歳空港とグアムの直行便再開を目指した活動の一環として、GVBは9月30日、10月1日に新千歳空港で開催された「新千歳空港 世界の旅フェスタ」に参加、札幌市民や道民に向けてアピールした。
その流れを受けて開催された「ONE Guamセミナー札幌2023」。そのタイトルにはGVBのこんな想いが込められている。《旅行業界、現地サプライヤー、GVBが連携し、一丸となってグアムの価値を高め、多くの観光客に訪れてほしい》。「ONE Guam」をキーワードに、GVBはこれからも新千歳空港からのチャーター便や定期直行便再開を目指し、さまざまなイベントを通じてグアムの魅力を発信していく考えだ。
(写真は、「新千歳空港 世界の旅フェスタ」のブースアクティビティ)