Karakami HOTELS&RESORTS(本社・札幌市中央区)は、大規模リゾートホテルの保有運営形態からスモールラグジュアリーホテルの保有運営と、運営に特化した業態への変更を加速する。(写真は、「洞爺サンパレスリゾート&スパ」1階ラウンジからの眺望)

 同社は、北海道内に所有する「洞爺サンパレスリゾート&スパ」(有珠郡壮瞥町字洞爺湖温泉7ー1)、「ザ・レイクスイート湖の栖」(同)について通販大手のベルーナ(本社・埼玉県上尾市)と3月8日に売買契約した。また、「ニュー阿寒ホテル」(釧路市阿寒町阿寒湖温泉2丁目8-8)も同日、名称非公表の個人と売買契約を締結した。3ホテルの資産譲渡は3月31日付。譲渡額はいずれも非公表。

 売却する3ホテルともに、当面はKarakami HOTELS&RESORTSが運営を受託する。1965年に開業した「ニュー阿寒ホテル」は、その後、増築を重ねて客室数は370室。1978年に開業した「洞爺湖サンパレス」は、2014年のリニューアルを機に「洞爺湖サンパレスリゾート&スパ」に名称を変え、客室数は324室。2019年に開業した「ザ・レイクスイート湖の栖」は、「洞爺湖サンパレスリゾート&スパ」の別館を建て替えてオープンさせたハイグレードホテル。全80室には温泉露天風呂、テラスを完備している。

 Karakami HOTELS&RESORTSは、昨年5月に1985年開業の「定山渓ビューホテル」をベルーナに売却(このホテルについては運営も行っていない)しており、今回の3ホテル売却によって道内は運営に特化する。道外にある東北2ホテルと和歌山2ホテルは、所有しながら運営する体制を続ける。
※2023年3月12日記事一部修正しました。釧路郡阿寒町→釧路市阿寒町。お詫びして訂正いたします。


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