JR西日本系が札幌にホテル初進出、「VIA INN Prime札幌大通」2023年秋オープン

観光

 JR西日本(本社・大阪市北区)のグループ会社、ジェイアール西日本デイリーサービスネット(同・兵庫県尼崎市)とJR西日本ヴィアイン(同・同)は、宿泊特化型ホテル「VIA INN Prime(ヴィアインプライム)」を札幌市中央区南3条西2丁目に開業する。JR西日本グループが、札幌市内でホテルを展開するのは始めて。(写真は、2023年秋開業予定の「VIA INN Prime札幌大通」)

 ジェイアール西日本デイリーサービスネットとJR西日本ヴィアインは、宿泊特化型ホテル「VIA INN」を、東京、中部、関西、中国、九州の各エリアで25棟展開しており、客室数は約6000室。ブランドシンボルは、「MY HOME HOTEL.」で、20年以上にわたって自宅のくつろぎを体感できるホテルづくりを進めてきた。

 今回、札幌初進出の「VIA INN」は、ブランドシンボルをさらに進化させた上質の価値を提供する「VIA INN Prime」。上質なオリジナルインバス、ゆったりと過ごせる上下セパレートのオリジナルルームウェア、お客が自身で荷物の出し入れをするセルフクローク、充実した朝食の提供などが特徴。

「VIA INN Prime」は、2022年11月から展開を始め、現在は「赤坂」(東京都港区)や「京都駅八条口」(京都市南区)など4棟。2023年には「VIA INN」2棟を「Prime」に転換するとともに、秋に約255室で「札幌大通」を開業する。

 立地場所は、南3条西2丁目の狸小路商店街に面した旧「リバティータワービル」跡。2018年12月に土地建物を京阪電鉄不動産(本社・大阪市中央区)が取得、建物の解体後にホテル建設を進めていた。敷地面積は約272坪(899・71㎡)、建築面積約220坪(726・57㎡)、鉄骨造、地上14階建て、延べ床面積約2367坪(7812・94㎡)、建物の高さ51・82m。設計、監理は鴻池組東京本店一級建築士事務所(東京都中央区)、施工は鴻池組北海道支店(札幌市中央区)。

 京阪電鉄不動産は、2018年4月開業の「東急ステイ札幌」(南1条西1丁目、185室)、2020年8月開業の「クインテッサホテル札幌すすきの」(南6条西4丁目、155室)、2021年4月開業の「ビスポークホテル札幌」(南2条西1丁目、125室)を建設、それぞれ一棟貸ししており、今回は札幌市内で4棟目のホテル一棟貸しとなる。なお、JR西日本グループのJR西日本不動産開発(本社・大阪市北区)は、札幌市中央区南2条西7丁目7-1にホテルを所有しており、グループ以外のフリープラス(同・同)が一棟借りをして「FP HOTELSウィンダムガーデン札幌大通」を展開している。JR西日本グループが北海道、札幌で直接ホテル運営に乗り出すのは初めて。

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER