札幌市中央区南3条西2丁目で京阪電鉄不動産(本社・大阪市中央区)が、ホテル開発を進める。旧「リバティータワービル」跡ですでに土地は更地になっており、2021年12月頃に着工する。京阪電鉄不動産が建物を建設、ホテル運営会社に一棟貸しするもよう。(写真は、京阪電鉄不動産がホテルを建設する用地)

 ホテル開発用地は、狸小路商店街2丁目南の東端に位置し、同商店街と西2丁目線に面している。昨年まで、地下2階、地上5階建て、立体駐車場棟を併設した「リバティータワービル」が建っていた。同ビルには、一時期「マリオンシネマ」が営業するなどバブル期にはエンタメ発信も行っていた。
 2018年12月に土地建物を京阪電鉄不動産が取得、テナント退去に伴い昨年6月半ばから解体工事に入り、今年初めには更地になっていた。

 今回、同社が建築主になって仮称「南3条西2丁目ホテル」を建設する。敷地面積約272坪(899・71㎡)のうち、建築面積として約220坪(726・57㎡)を使って鉄骨造の地上14階建ての建物を建設。延べ床面積は約2367坪(7812・94㎡)、建物の高さは51・82m。設計、監理は鴻池組東京本店一級建築士事務所(東京都中央区)、施工は鴻池組北海道支店(札幌市中央区)。

 京阪電鉄不動産は、2018年4月開業の「東急ステイ札幌」(南1条西1丁目、185室)、20年8月開業の「クインテッサホテル札幌すすきの」(南6条西4丁目、155室)、21年4月開業の「ビスポークホテル」(南2条西1丁目、125室)を建設してそれぞれ一棟貸ししている。



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