三井不動産(本社・東京都中央区)と三井不動産ホテルマネジメント(同・同)が、札幌市中央区北5条西6丁目2ー4に建設していた「三井ガーデンホテル札幌ウエスト」が2020年2月20日(木)に開業する。東に隣接して10年6月から営業している「三井ガーデンホテル札幌」とともに三井のホテルがツインズのように並ぶことになる。(写真は、「三井ガーデンホテル札幌」=手前と2020年2月20日に開業する「三井ガーデンホテル札幌ウエスト」=左)
「三井ガーデンホテル札幌ウエスト」の外観は、北海道で長く親しまれてきたレンガを模したタイルを使用、落ち着きと温もりの感じられるエントランスになっている。1階ロビーは都会的なモノトーンの空間に北海道の伝統・文化を取り入れたデザイン。ロビーから吹き抜けの階段で繋がる2階には、北海道の食材を使ったブッフェスタイルの朝食を提供するレストランで大浴場も同階に設けた。
客室は最大3人が宿泊可能な「コンフォートツイン」(広さ約26㎡)と「モデレートツイン」(同24㎡)などが中心。鉄骨造、地上13階建て、客室数は169室。
「三井ガーデンホテル」は、アッパーミドルクラスの宿泊主体型ホテルで現在、全国に27棟展開しており、20年1月24日開業の「三井ガーデンホテル六本木プレミアム」、2月20日開業の「三井ガーデンホテル札幌ウエスト」で全29棟。三井不動産ホテルマネジメントが展開するホテルは、道内で「札幌」と「札幌ウエスト」の2棟になる。
建設地は、11年までロジネットジャパンの(本社・札幌市中央区)の事業子会社、札幌通運(同・同)の本社があった場所。跡地を三井不動産レジデンシャル(同・東京都中央区)が取得しマンションの建設計画があったが、同社が販売した横浜市のマンションでの傾き事件による風評被害でホテル建設に切り替えた経緯がある。