京王電鉄(本社・東京都多摩市)が建設を進めていた「京王プレリアホテル札幌」が5月24日に開業する。観光客やビジネス客をターゲットにした宿泊特化型のアッパーミドルホテルで、JR札幌駅北口にある「ホテルマイステイズ札幌アスペン」(旧アスペンホテル札幌)の西隣にあたる場所。(写真は、「京王プレリアホテル札幌」)
「京王プレリアホテル」は、都市型総合シティホテルの「京王プラザホテル」とビジネス客中心の「京王プレッソイン」の間の顧客層をターゲットにした新ブランドホテル。第1号のホテルは京都市内に18年11月に開業した「京都烏丸五条」で、2号ホテルが札幌。
立地場所は、北区北8条西4丁目で西5丁目樽川通と北8条通の交差点の東北角。敷地面積約476坪(1570㎡)のうち約372坪(1227㎡)を利用して建設した地下1階、地上17階のホテル。延べ床面積は、約4636坪(1万5300㎡)、客室は359室。1泊1~2万円で運営は、京王プラザホテル札幌が行う。
JR札幌駅北口では、JR東日本(本社・東京都渋谷区)子会社の日本ホテル(同・同都豊島区)が2月1日に「JR東日本ホテルメッツ札幌」(北7西2)を開業しており、JR札幌駅北口はアッパーミドルのホテルが集積することになる。
京王電鉄のホテルは、札幌市内では「京王プラザホテル札幌」に次ぐ2ホテル目。ちなみに“京プラ”は、北5条西7丁目に昭和57年に建設された。開業年と住所が同じ5・7という巡り合わせがあった。今度のプレリアホテルは新元号の下にオープンするが、どんな巡り合わせがあるだろう。