京王電鉄(本社・東京都多摩市)は、2019年夏にJR札幌駅北口に新ブランドの「京王プレリアホテル」をオープンさせる。観光客やビジネス客をターゲットにした宿泊特化型のアッパーミドルホテル。建設場所は、「ホテルマイステイズ札幌アスペン」の西隣になる。IMG_4092(写真は、京王電鉄が建設する「京王プレリアホテル札幌」の建設場所。奥はホテルマイステイズ札幌アスペン)

「京王プレリアホテル」は、都市型総合シティホテルの「京王プラザホテル」とビジネス客をターゲットにして「京王プレッソイン」の中間クラスを顧客層にする新ブランドとして展開。1号ホテルは京都市に18年秋に開業し、2号ホテルの建設場所として札幌を選んだ。
 
 京王電鉄は、1982年に「京王プラザホテル札幌」を開業しており、札幌と縁が深いほか、インバウンドが東京、大阪に次いで多い北海道の中核都市であることから建設を決めた。客室は、観光レジャー客向けのツインルームを主体にダブルルーム、トリプルルームも揃えて幅広いニーズに応える客室構成にする。客室面積は18~26㎡。

 札幌の新ホテルは、「ホテルマイステイズ札幌アスペン」の西に当たる北区北8条西4丁目の角地を利用。敷地面積約476坪のうち約372坪を利用して地下1階、地上17階の建屋を建設する。延床面積は、約4636坪。客室は359室。6月から着工する。設計は東急設計コンサルタント(東京都目黒区)、施工は未定。1泊1~2万円。運営は、京王プラザホテル札幌が行う。
 JR札幌駅周辺は、まとまった土地が少なくなってきているため、最近のホテル建設はススキノ方面が中心。北口でのホテル建設は珍しい。


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