札幌の狸小路商店街の5丁目に外国人観光客向けのゲストハウス型ホテル「GRIDS(グリッズ)札幌」が6月1日にオープンする。サンケイビル(本社・東京都千代田区)とフィルド(同・札幌市中央区)が既存の店舗ビルをホテルに転換するもので、サンケイビルにとって2015年4月の「GRIDS秋葉原」、16年1月の「GRIDS日本橋イースト」に続く3館目で首都圏以外では初となる。FullSizeRender(写真は、オープンに向け工事が進んでいる『GRIDS札幌』)

「GRIDS札幌」は、1992年12月に竣工した敷地面積約54坪の店舗ビルを利用して、地下1階、地上8階、延床面積約373坪のホテルに転換するもの。運営はフィルドが担当する。
 
 1人旅からグループ旅行など多様な宿泊単位に応じて様々な客室を用意しており合計89室。メイン客室のドミトリールームは、ベッド幅が一般的なベッドより1・4倍あってゆとりのある空間になっている。「北国のリビング」をコンセプトに木や石など自然素材を多用、宿泊者同士の交流を目的にしたコモンスペースも設置する。

 1階には、東京を中心に居酒屋を数十店舗展開している「四文屋」が札幌5店舗となる居酒屋をホテル開業と同時オープンする。なお、「GRIDS札幌」と同じ5丁目には、ザイマックス(本社・東京都港区)も地上13階建て、177室の「仮称・からくさホテル札幌」を建設中だ。


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