北海道各地の秋の味覚が一堂に集まる「さっぽろオータムフェスト2014」が12日、札幌の大通公園など6エリアを会場にして始まった。今年で7回目になる同フェストは北海道、札幌の秋を彩る一大イベントに定着、同日午前10時から大通6丁目会場の野外ステージで行われたオープニングセレモニーで実行委員会委員長の星野尚夫・札幌観光協会会長は「秋の味覚を十分満喫していただき、オータムフェストを国内外に情報発信して北海道、札幌をPRしていきたい」と開祭宣言、28日まで17日間のイベントが幕を開けた。(写真は、開祭宣言する星野尚夫実行委員会委員長と札幌観光大使フレンズたち)
昨年の同フェストには164万7000人が来場したが、「もっとゆっくり食を楽しみたい」という声が多数寄せられたとして、今年は大通公園に新たに3会場を追加。大通1丁目、10丁目、11丁目の3会場で、1丁目はドイツのオクトーバーフェストを再現した『さっぽろオクトーバーフェスト』でドイツの本場ビールや料理、民族音楽が楽しめる。10丁目は、『Ohドーリファーム」で、道産の食材をさらに美味しく食べられる会場、11丁目は『さっぽろハピネステリア』として札幌の15ヵ店から日替わりのシェフズキッチンとして食が提供される会場。
従来の5~8丁目会場と併せて大通会場は7会場となりそれぞれ異なったテーマで運営、魅力あるラインナップが揃えられている。星野委員長は、「何度も足を運んでいただき各地の自慢のご当地グルメの食べ比べや道産ワイン、その他お酒の飲み比べを楽しんでいただきたい。これを機に、気に入った本番の味を楽しんでもらうように各地を是非訪れてください」と札幌だけにとどまらず全道の振興に繋がるよう促していた。
北海道各地は前日まで記録的な大雨が発生、札幌でも90万人に避難勧告が出され初の大雨特別警報も発表された。このため、例年オープニングセレモニーに出席して『ブラボー札幌』の歌を披露していた上田文雄市長は災害対応で欠席、星野委員長も「まだまだ警戒が必要。被災された方に心からお見舞いを申し上げます」と被災者を気遣う場面もあった。「さっぽろオータムフェスト2014」の詳細は、http://www.sapporo-autumnfest.jp/