道内のゴルフ場や観光関連企業で構成される北海道ゴルフ観光協会が12日、第4回通常総会を札幌市内のかでる2・7で開催した。委任状を含めた出席者は41人。2012年度の事業・収支報告と13年度の事業計画などが決議された。会長の高橋成司氏(ヤマイチエンタープライズ代表取締役)は、「13年度は会員数を増やして活動を転換しチャレンジの年にしたい」と挨拶した。(写真は、挨拶する北海道ゴルフ観光協会の高橋成司会長)
北海道ゴルフ観光協会は、10年4月に設立された任意団体。国内でも有数のプレー環境がある北海道でゴルフスポーツを観光資源と捉え観光関連業界と連携を図り、国内外からのゴルフツーリズム需要を喚起しようというものでゴルフ産業と観光の振興に寄与するのが目的。
道内24のゴルフ場や観光関連企業など全62会員で構成されている。
設立3年目の昨年は、マレーシアで開催されたアジア最大のゴルフツーリズム商談会(AGTC)に出席するなどしてアジア各国の旅行会社にプロモーションを実施した。受入れ整備のために「おもてなしセミナー」や「ゴルフ場での言語対応の指差し会話表」を作成した。
13年度は5月にタイで開催されたAGTCに参加して道内ゴルフ場の紹介等を行った結果、20ヵ国162社が同観光協会のブースを訪れ、具体的に18社が北海道へのゴルフツーリズムに関心を示していることが報告された。
そのほかの事業としては組織再編の検討会を開催しゴルフ場を核とする旅行代理店との協働事業、北海道運輸局との共催事業、タイ・シンガポール招請事業などを計画している。
代表幹事の高橋尚子氏(エヌ・プランニング・アソシエーツ代表)は、「北海道ゴルフ観光協会の取り組みは3年先を走っている。今後1~2年でゴルフツーリズムは道内や国内でもっと活発になるだろう。来期はこの協会をベースに新たな組織を組成し全国のモデルケースにしたい」と語った。