民事再生手続き中の札幌南ゴルフクラブ駒丘コースについて、札幌地裁は21日までに新たなスポンサーにカネシメ高橋水産が付く再生計画案を認可した。これによって同クラブの再生が本格的に始まる。(写真は、民事再生計画案が認可された札幌南ゴルフクラブ駒丘コース)
 
 同クラブは昨年11月、札幌地裁に民事再生を申し立てスポンサーを公募。破綻前から理事長を出すなど関係の深かったカネシメ高橋水産と北広島市でゴルフ場を所有運営するキタコーが名乗りを上げたが、双方が提示した再生計画案について行われた会員への意向調査でカネシメ高橋水産が選抜され、同社は民事再生計画案を2月1日に地裁に提出していた。
 
 地裁は再生計画案を議決する債権者集会は行わず、債権者である預託金会員への書面投票とし2月末で締め切っていた。
その結果、地裁は21日までに再生計画案を認可決定しカネシメ高橋水産の下で再生が本格的にスタートすることになった。ただ、認可決定に不服のある会員らによる即時抗告があれば4月19日に予定されている認可確定がずれ込む可能性はある。
 
 認可が確定すると脱退会員には預託金債権の15%が配当され、継続会員は15%配当分を再預託する段取りになり会員のプレー権は保護される。


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