パチンコ店が最先端屋内ゴルフ練習場に変貌、正栄プロジェクトがゴルフ事業参入

ゴルフ業界

 パチンコ店が最先端屋内ゴルフ練習場に転換ーー正栄プロジェクト(本社・札幌市中央区)は、昨年1月から休業していた「クラブイーグル南7条店」(同区南7条西10丁目1025-6)を「THE EAGLE GOLF(ジ・イーグル・ゴルフ)」に全面改装、12月26日(月)にプレオープンする。これによって、同社はゴルフ事業に本格参入する。(写真は、「TRACKMAN」を世界最大19台導入した「THE EAGLE GOLF」)

 同社は、飽和状態のパチンコ店の閉店を進めてきた。2020年5月以降、閉店したのは6店舗に上ったが、不採算店舗の整理に一定のめどがついたとして、ゴルフ事業に新規参入することにした。「THE EAGLE GOLF」には、世界最高水準の弾道計測器「TRACKMAN(トラックマン)」を屋内世界最大規模の19台設置している。

「TRACKMAN」は、デンマークのTRACKMAN社が開発したもので、軍事用レーダーの弾丸追尾システムを応用した製品。専用レーダーによってボールを追尾、あらゆるデータを取得でき、プレーヤーの課題が分かるようになっている。1台300万円程度とされ、トッププレーヤーはこの測定機器で技術向上を図っているという。

 アプリ登録すればスイング動画やデータを逐次蓄積でき、時系列で振り返りながら検証できる。また、世界160コースがシミュレーターに収録されており、北海道では、恵庭カントリー倶楽部のコースをシミュレーターで楽しめる。

(写真は、北海道初となるパッティングトレーニングマシン「PUTT VIEW」と「CAPTO」)

 また、北海道初となるパッティングトレーニングマシン「PUTT VIEW(パットビュー)」、「CAPTO(キャプト)」も導入、傾斜やパッティングラインの3D表示によってラインを視覚化、パッティングストロークやインパクトも数値化、可視化することにより、パター技術の向上が可能になる。練習ブースの他に、シミュレーション専用の完全個室(最大6人)のプレミアムルームも3室設置している。

 正栄プロジェクトの美山正広社長は、「コロナ禍を経てゴルフ人口は若年層、女性を中心に増えているが、屋外、屋内の練習環境に課題がある。新しいゴルフファンのニーズに応えられるように北海道初のDX(デジタルトランスフォーメーション)屋内練習場を提供し、ゴルフ業界のお手伝いをしたい」と話している。2023年1月には、「THE EAGLE CGOLF」を会場に、日本シニアオープンペアマッチ選手権を開催する予定。

 料金はサブスクリプション制で、入会金は個人会員2万円、法人会員4万円(12月26日~2023年1月31日までは無料)、月額料金は個人会員2万8千円、法人会員6万円。グランドオープンは2023年2月1日。
(写真は、「クラブイーグル南7条店」から転換した「THE EAGLE GOLF」)

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