一般社団法人北海道ファシリティマネジメント協会(略称HFMA)は22日、札幌市北区の札幌サンプラザで第5回通常総会を開催した。2016年度の事業報告・決算、17年度事業計画・予算が審議され新たな理事も選任された。会員約100人が参加した。(写真は、挨拶するHFMAの星野尚夫会長)
冒頭にHFMA会長の星野尚夫・札幌振興公社社長が挨拶、「2030年の北海道新幹線札幌開業や冬季オリンピック・パラリンピックの招致で札幌、北海道のまちづくりが大きなテーマになってきた。ファシリティマネジメント(FM)はまちづくりに不可欠な考え方。HFMAは、今年度からまちづくりを重要なテーマとして取り組む」と述べた。
その後、16年度事業報告と決算、17年度の事業計画と予算が審議され、いずれも拍手で了承された。理事選任では、8理事の退任に伴い新たに6理事の就任が議決され、新理事のセコマ丸谷智保社長は常務理事に就いた。
HFMAの17年度事業計画の中には「まちづくり」をテーマにした記念特別講演のほか、JFMAが毎年2月に東京で開催しているファシリティマネジメントフォーラムのJFMA賞候補として後志管内倶知安町のまちづくり計画を候補とすることなどが含まれている。
今回の通常総会には、JFMAの山田匡通会長(イトーキ会長)も出席。山田会長は、「安倍内閣のテーマになっている働き方改革にはFMの考え方が必要になる。少子高齢化が進む日本では、1人当たりの生産性を引き上げいくことが成長のカギを握る。FMを課題解決の戦略的手法として使っていくことが重要」と挨拶した。
(写真は、JFMAの山田匡通会長)