青木雅典・青木ビジネス企画センター社長、89歳でエージシュート

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 ホーム企画センター(札幌市北区)創業者で 札幌商工会議所元副会頭(名誉議員)の青木ビジネス企画センター(同)・青木雅典社長(89)が、ゴルフのエージシュートを達成した。青木さんにとって10数回目のエージシュートだが、今回は今まで以上に感慨深いものになったようだ。(写真は、青木雅典・青木ビジネス企画センター社長)

 今回のエージシュート(ゴルファーが自分の年齢と同じか、それ以下のスコアで18ホールを回ること)は、2024年9月8日、札幌の経済人や医師、行政関係者らでつくる任意団体「一の会」(会長・町田隆敏札幌市副市長、顧問・堀達也元道知事)のゴルフ会で達成した。札幌リージェントゴルフ倶楽部(北広島市島松641)で行われたこのゴルフ会には、約30人が参加。青木さんは、イン39、アウト49の88で回って優勝。自身の89歳を一つ下回るスコアのエージシュートだった。インでは、バーディを3つも取ったが、アウトはやや調子を崩し、インより10打も多かった。ゴルフが得意な青木さんは、今でもドライバーで200ヤードを超える距離を飛ばす力がある。80歳を超えた頃から、しばしばエージシュートを行い、2020年頃からは、ほぼ毎年、エージシュートを実現しているという。

 ただ、今シーズンは、この日が2回目のゴルフだった。というのも、7月に62年間連れ添った夫人が84歳で亡くなったからだ。6月頃から体調を崩して入院した夫人のことが気がかりで、ゴルフどころではなかった。看病を続けたものの甲斐なく亡くなり、以降、青木さんは体重が減り続けたという。そうした中で、行われたのが、「一の会」のゴルフ会だった。四十九日も終わり、傷心が少し癒え始めた時期だった。

 気乗りしない中で回り始めたラウンド。ホールを重ねるうちに、周りの仲間たちが驚くほどの好スコアを弾き出した。「亡くなったご夫人も応援してくれたのだろう」。仲間たちが掛けてくれた言葉が、青木さんの心に染みた。

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