青木ビジネス企画センターがCOFCOジャパンと業務提携締結へ、道産品輸出ルート構築

経済総合

 ホーム企画センター(札幌市北区)創業者で札幌商工会議所元副会頭(名誉議員)の青木雅典氏(86)が社長を務める青木ビジネス企画センター(同)は、近く中国最大の穀物・食品企業COFCO(コフコ)の日本法人COFCOジャパン(東京都中央区、周新基社長)と業務提携を締結する。(写真は、青木ビジネス企画センターの青木雅典社長)

 COFCOジャパンが、北海道の企業と業務提携するのは初めて。青木ビジネス企画センターは、北海道の食材など特産品などをCOFCOジャパンを通じて輸出する。青木ビジネス企画センターは、道内の中堅輸出商社とも提携する予定で、道産品の中国向け輸出の足がかりを構築する。

 青木ビジネス企画センターは、青木氏がホーム企画センター会長を退任後に本格的に業務を開始した企業。貿易事業や翻訳・通訳事業、不動産事業などを事業目的にしている。青木氏は、北海道日中友好協会会長を務めるなど中国とのパイプがある。こうした人脈を生かして重点的に取り組むことにしたのが、道産品の中国向け輸出。今回、COFCOジャパンと業務提携をすることで、道産品輸出ルートを開拓、コロナ禍による道内のインバウンド需要消失を少しでもカバー、北海道経済の回復に貢献しようというもの。

 青木氏は、「道産米や道産酒なども中国ではあまり知られておらず、道産品の中国向け輸出の伸びしろは大きいと感じた。北海道ブランドを広めることによって、道内経済の活性化に繋がることを期待している」と話す。同社ではBtoB、BtoCの両面で道産品輸出を手掛ける考えで、年内に本格的に事業を開始する。

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