札幌商工会議所創立120周年記念式典開催、安田光春会頭「冬季五輪招致を強力に進める」

経済総合

 札幌商工会議所は2026年10月9日、札幌市中央区の札幌パークホテルで「創立120周年記念式典」を開催した。会員企業などから約300人が出席、120年の歩みを振り返りつつ、新たな出発点として参加者たちが決意を固めた。(写真は、挨拶する札商の安田光春会頭)

 札幌商工会議所の前身、札幌商業会議所が発足したのは明治39年(1906年)10月9日。初代会頭は、對馬嘉三郎氏。對馬氏は、北海道電力の前身の1社である北海道電灯株式会社を設立、明治32年(1899年)には初代の札幌区長(現在の市長)に就任。その後、衆議院議員になり、北海道鉄道敷設法の成立に力を注ぎ、北海道拓殖銀行法の成立、北海道炭鉱汽船、北海道製麻などの創設にも関わった。

 初代の對馬氏から数えて第18代の会頭に、2025年11月に就任したのが、安田光春会頭(北洋銀行会長)。安田氏は、主催者挨拶で「物価上昇や人手不足など厳しさを増す環境の一方で、DXやAIといった技術革新、GXをはじめ北海道の強みを生かす大きなチャンスも到来している。この変化を力強く受け止め、次世代に誇れる札幌の未来を築くため、目指すべき将来像や都市政策、産業経済政策について昨年策定した中期指針『ビジョン2035』の実現を着実に進めていく」と決意を語った。

 また、「冬季オリンピック・パラリンピック招致活動も明るい未来を築く上で重要なテーマと考えている」と述べ、招致活動を展開する考えを示した。続いて、120周年記念動画が上映され、来賓紹介の後、日本商工会議所の小林健会頭(三菱商事相談役)、北海道経済産業局の浦田秀行局長、北海道の鈴木直道知事、札幌市の秋元克広市長がそれぞれ祝辞を述べた。

(写真は、祝賀会で乾杯の音頭を取る道経連・藤井会長)

 記念式典に続いて祝賀会が行われ、安田会頭は「ラピダスの進出によって半導体関連企業が千歳周辺に60社も進出、または進出を予定するなど、GXを含めていろいろなものが北海道に押し寄せてきている。120周年はゴールではなくスタート」と話した。冬季オリパラ招致について、「あるメディアで『オリパラ招致をどう思うか』と聞かれたので、『全く諦めていない』と言ったら『強い意欲』という見出しになった。その後で、周りの副会頭、会員たちから、『ぜひやるべきだ』という声をいただいたので、強力に招致を進めたい」と述べたところで、会場内に拍手が沸き上がった。その後、北海道経済連合会の藤井裕会長が乾杯の音頭を取り、歓談に入った。

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