『KONSEN(根釧)魅力創造ネットワーク』大地みらい信金が「デザイン」「多言語化」「プレゼン能力」で外部機関と提携

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DSC_5639 根室、釧路地域の食資源を全国や海外に発信し地域の魅力を知ってもらうことを目的にした「KONSEN(根釧)魅力創造ネットワーク」(代表・遠藤修一大地みらい信用金庫理事長)は、設立後1年が経過して見えてきた課題に対応するため、事務局を務める大地みらい信金が基本財産を出捐する一般財団法人大地みらい基金を窓口にして「デザイン」、「多言語化」、「プレゼンテーション」の3分野で来年早々にも外部機関と基本契約を交わす。同ネットワークに参加している水産加工や農畜産加工の事業者が3つの課題を解決するのに役立ててもらう。(写真は遠藤修一大地みらい信金理事長)
 
「KONSEN魅力創造ネットワーク」は、競争力のある食資源を持ちながら、十勝のような地域ブランドが確立されていないため、知名度が劣り地域の発信力も不足していた根室、釧路地域を一体的にアピールするために昨年12月に設立された産官学金の連携組織。
 
 地域の水産加工17事業者、農畜産加工4事業者のほか支援機関として道経済産業局や釧路公立大など12団体で構成されている。
 
 設立後の1年間で、幕張メッセ(千葉市)で開かれた国内最大級の食の見本市「フーデックスジャパン2013」に出展したほか香港視察、静岡県で開かれた商談・展示会に出展するなどしてきた。こうした活動の中で共通課題として見えてきたのが、パッケージデザインの改善と多言語化への対応、プレゼンテーション能力の向上だった。
 
 このため、事務局の大地みらい信金が基本財産を拠出して地域貢献活動を行っている大地みらい基金が窓口になって、有名デザイナーやブランディング専門会社など3社と来年早々にも基本契約を締結、同ネットワークに入っている事業者に課題解決の手助けをする。
 
 具体的な契約先は北海道ブランディングや凸版印刷などになる見込み。「課題があるということは、伸び代があるということ。スピード感をもって対応できるように体制を整えたい」と遠藤理事長は語る。
 
 同ネットワークでは、今年3月に開催される「フーデックスジャパン2014」に昨年に引き続き出展するほか2月には道経産局が中心になって実施する中東のアラブ首長国連邦のドバイ、カタールでの道産食品販路開拓調査事業に参加、イスラム圏での食品需要を調査する。

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