世界共通仕様のフレキシブルオフィスを運営するWeWork(ニューヨーク市)の日本法人WeWork Japan(本社・東京都港区)は2026年5月21日、北海道初の拠点となる「WeWork THE VILLAGE SAPPORO」を開業した。不動産関連事業を展開するいちご(同・同都千代田区)が、同年4月15日に竣工させた地下1階、地上13階建て「THE VILLAGE SAPPORO(いちご若草札幌ビル)」(札幌市中央区北2条西3丁目1-2)の2階~4階に入居(延べ床面積約500坪)したもので、いちごが展開するオフィスビルにWeWorkが入るのは初となる。
(写真は、「WeWork THE VILLAGE SAPPORO」のオープニングを祝うテープカット)
(写真は、斎藤祐樹氏=左とWeWork Japan・熊谷慶太郎社長との始球式セレモニー)
「WeWork」は、1ヵ月1席単位で借りることができるシェアオフィスで、什器や通信などのインフラがすべてそろった状態で仕事が開始できる。世界37ヵ国に600拠点があって、各拠点を横断利用ができるのが大きな特徴。スタートアップから1000人以上の大企業が本社として利用しているケースもある。最近、増えているのが、自治体の利用で札幌市もWeWorkのメンバーになっている。行政の利用では、地元物産を全国40拠点の「WeWork」でプロモーションもできる点などが評価されている。
全拠点にコミュニティチームが常駐しており、メンバーのマッチングを行う。国内各拠点でのイベント数は年間3000回、年間300件のビジネスマッチングの実績もある。今回の「WeWork THE VILLAGE SAPPORO」は、国内8都市目の開設。2階は、オフィステナントとの共用ラウンジとなっており、大規模なイベント開催も可能となっている。全国、世界のWeWorkメンバーが札幌の拠点を訪問することができるようになるため、地元メンバーとの交流で新たなビジネスが生まれるチャンスが広がる。
この日行われたオープニングイベントに出席した札幌市の秋元克広市長は、「北海道・札幌から世界に発信していけるような企業が育っていく場として、行政の立場からサポートしていきたい」と話した。WeWork Japanの熊谷慶太郎社長は、「最高の立地に拠点を持つことができた。ソフトバンク(2024年から100%親会社)のソリューション機能も入っており、2025年11月に結んだ札幌市との連携協定を元に、スタートアップを結ぶ動きを加速したい」と述べた。
また、「THE VILLAGE SAPPORO(いちご若草札幌ビル)」の所有者、いちごの細野康英社長は、「札幌のスターアップや道外から札幌に進出してビジネスをスタートさせる皆さまに入居いただき、テナントや街と繋がるコミュニティを育むビルづくりを行っていきたい」と語った。WeWorkメンバーで元プロ野球選手・起業家の斎藤祐樹氏もゲスト参加、「WeWorkと一緒に北海道でコミュニティをつくっていきたい」と話した後、熊谷社長と始球式セレモニーを行った。



































