返礼品は寄付者と造る唯一無二のビール1600ℓ、サッポロビールと札幌市が体験型ふるさと納税

経済総合

 サッポロビール(本社・東京都渋谷区)は、2026年で創業150周年を迎えることから、札幌市と連携、返礼品に寄付者と一緒にビール造りができる体験型ふるさと納税をラインナップした。札幌市が、日本のビール文化発祥の地であることを広くアピールするため、両者が連携することにした。きょう2026年4月28日から寄付を募る。(写真は、体験型ふるさと納税を発表するサッポロビール・牧野成寿上席執行役員北海道本部長=左と札幌市・加藤修副市長。2026年4月27日サッポロビール博物館3階プレミアムシアターにて)

 サッポロビールは、150周年を迎える2026年、札幌市と共に日本のビール文化を築いてきたことから「ビールのまち さっぽろ」をキーワードに、さまざまな取り組みを進める。同社は、ビール会社から新体験創造カンパニーへ生まれ変わり、多くの人に北海道、札幌に来てもらい、今までにない体験や新たな出会いを通じて、同社の価値を実感してもらうことにしている。その一環として、札幌市と連携、サッポロビールが提供する体験型ふるさと納税2種類をラインナップする。

 一つは、寄付者とサッポロビールの醸造責任者が伴走しながらビール造りを行う「札幌開拓使麦酒1タンク」。もう一つは、ビールのまち・さっぽろの魅力を体験できる「サッポロビールツアー」。「札幌開拓使麦酒1タンク」の寄付額は2100万円で1人限定(先着順)。寄付者に札幌に来てもらい、麦汁づくりからホップ投入、ラベルづくり、命名まで体験でき、でき上がったビールは、すべて寄付者の所有になる。
 タンクの大きさは、直径1・65m、高さ2・5mで、7月頃に醸造責任者と開発ミーティングを行い、寄付者の想いに沿って、ホップや麦芽を100通りの中から選択して形にしていく。11月上旬には1600ℓのビールが完成、330ml瓶4850本を、20本ケース単位で寄付者に配送する。醸造責任者などとの打ち合わせのために来札する交通費・宿泊費は、寄付者負担となる。

「サッポロビールツアー」の寄付額は、6万7000円。一般では体験できないビール文化の特別体験ツアーで、札幌開拓使麦酒醸造所での麦汁づくり体験やホップの投入体験、飲み比べ試飲のほか、サッポロビール博物館館長が、普段は非公開の貴賓室を案内、サッポロビール園開拓使の食事も付く。まち歩きの専門家、伴野宅磨氏(Discover EZO代表)がガイド役を担う。実施日は2026年7月31日(金)と同年8月3日(月)。1日20人限定。交通費・宿泊費は寄付者負担となる。いずれも札幌市在住者は対象外。
 
 2つの体験型ふるさと納税について、サッポロビールの牧野成寿・上席執行役員北海道本部長は、「札幌市とサッポロビールによるビール文化の歴史継承と未来創造の取り組みの一環として企画した。札幌市と一緒でなければできない体験を提供したい」と話した。加藤副市長は、「ふるさと納税の特別な返礼品で、寄付者の方々には札幌市のビールの歴史と文化を再認識していただいて、札幌への関心を高め、地域経済の活性化に繋がる好循環を生み出したい」と語った。
 なお、サッポロビール子会社の札幌市開拓使麦酒醸造所製のビールが札幌市のふるさと納税返礼品になっているほか、恵庭市にあるサッポロビール北海道工場で製造している「サッポロ クラシック」が、恵庭市のふるさと納税返礼品になっている。

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