留萌郡小平町字鬼鹿港町4-24の「ローソン留萌鬼鹿店」が、2026年3月31日(火)20時で閉店する。開店から30年、地域の人たちや夏場の行楽客、ドライバーたちに利用され続けたコンビニが姿を消す。
(写真は、2026年3月31日20時で30年間の営業を終える「ローソン留萌鬼鹿店」)
「ローソン留萌鬼鹿店」は、日本海オロロンライン(国道232号)沿いにあり、道の駅「おびら鰊番屋」から北に約1・5㎞の距離にある。オープンは1996年。酒屋を営んでいたオーナーが、酒屋を続けながら自前で建物を建設して、「ローソン」の運営を始めた。24時間営業のため、朝の早い地元の漁師たちに重宝され、地域住民たちの日常生活にも欠かせないコンビニとして営業を続けてきた。近くには、海水浴場「おにしかツインビーチ」があり、海水浴を楽しむ人たちで店は混雑し、シーズン中は、レジの順番待ちが店の奥まで続いた。
この店舗の近くに、24時間営業の「セブン-イレブン」がオープンしたことがあり、継続が危ぶまれた時期もあったが、「配達や接客サービスで徹底的に戦いました」(オーナー夫人)。その結果、「セブン-イレブン」は撤退、窮地を脱したこともある。その「セブン-イレブン」の店舗跡には現在、「セイコーマート鬼鹿店」が直営居抜き出店している。この店舗は6時~20時の営業で、小さな町ながら「ローソン」と共存している。
今回、閉店を決めたのは、契約期間が満了することと、店舗を引き継ぐ後継者がいないこと。さらに24時間営業を続けるには、人手不足が足かせになっているため。「ローソンを愛していますし、できることなら続けたかったのですが、残念です」(同)。
北海道の地方コンビニでは、定番になっている雪除けの風除室の扉には、閉店のお知らせが掲げられている。そこには、《30年の長い間、たくさんの「いらっしゃいませ」にお応えいただいたこと、いつも笑顔でお声掛けしてくださったこと、心より感謝しております。》とオーナーの人柄が滲み出た文面が書かれている。なお、この閉店によって、「ローソン」は、留萌市から稚内市までの日本海オロロンライン180㎞の沿道に、店舗がなくなることになる。



































