【トピックス】札幌・平岸に複合拠点「だるま横丁」が開業、地域連携で新たな賑わいを創出

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 札幌市豊平区に本社を置く平岸ハイヤーが手掛ける複合型飲食拠点「だるま横丁」が、宴会需要の高まる12月以降に向けて「利用しやすさ」を重視した新メニューや新プランを各店舗で開始し、本格始動した。「だるま横丁」は、2025年8月に札幌市豊平区平岸2条4丁目で開業した施設で、飲食、カフェ、イベント、マルシェ、地域情報メディアを融合させた地域密着型の拠点。
だるま横丁の全体マップ(だるま横丁の全体マップ)

「だるま横丁」は、平岸ハイヤーが所有する敷地に位置しており、年間2万人以上の来訪者を見込む地域プラットフォームとして誕生した。地域の交通を支えるタクシー会社が幅広い業態を運営するのは、全国的にも珍しい試みだ。同社は、単なる消費の場にとどまらず、人と人との「繋がり」を重視したコミュニティのハブとなることを目指している。

 この施設は、ダイニングバー「アップルロッヂ」、テイクアウト・デリバリー専門「ニックジャンク」、カフェ「タクシーガレージカフェ」の3つの食空間で構成されている。「アップルロッヂ」では、国指定文化財のレンガ蔵を改装した空間で、肉料理とパスタをメインに提供し、プチ贅沢コースは2500円から利用できる。「ニックジャンク」では、「北海道で一番ジャンクでおいしいハンバーガー作り」を追求し、オードブルも提供する。「タクシーガレージカフェ」は、昭和の面影を残す空間で、丼ものや麺類、農家直送ハーブティーなどを提供し、女子会コースは2000円から利用できる。
アップルロッヂの外観写真(アップルロッヂの外観)

 また施設内では、年間約5000人が来場する「平岸マルシェ」が定期的に開催されている。マルシェは、季節によって開催場所や頻度が異なり、5月から10月は屋外で月2回、11月から4月はダルマホールで月1回開催され、北海学園大学の学生約40人が企画・運営に携わっている。加えて、地域情報サイト「平岸だるまっぷ」を運営し、平岸エリアの飲食、サービス、生活情報を集約して地域住民の豊かな暮らしを支援している。さらに、平岸ハイヤーのタクシー92台の後部座席広告スペースを活用し、イベント告知やクーポン、地域情報を地域に届ける仕組みを構築している。

 平岸ハイヤーは、「子供達が安心して外を歩ける街づくり」や「孤独死のない街づくり」といった社会的な目標も掲げている。こうした目標を達成するために、同社は、タクシー乗務員とだるま横丁のスタッフが連携することで、地域の異変や困りごとをキャッチできる“見守りネットワーク”の構築を目指している。その一環として、直近では、2025年12月13日に「平岸JAZZ」、2025年12月20日に「だるま寄席」、2025年12月21日に「平岸マルシェ冬」などのイベント開催が予定されている。

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