人材紹介、人材派遣、再就職支援事業を展開しているキャリアバンク(本社・札幌市中央区)社長で、SATO社会保険労務士法人などSATOグループ代表の佐藤良雄氏が、2025年10月16日、死去した。72歳だった。(写真は。佐藤良雄氏)
佐藤氏は、1953年3月2日生まれ、札幌市生まれ。旭丘高校から小樽商科大学短期大学部を卒業、1977年2月に行政書士佐藤良雄事務所を設立、1987年11月にキャリアバンクを設立した。キャリアバンクは、2001年3月に札幌証券取引所アンビシャス市場に第1号として上場、その後は、札証企業を中心に北海道経済を盛り上げるアンビシャスクラブの会長に就任するなどした。2005年11月には、札証本則市場に指定替えとなった。
また、2003年4月にはSATO社会保険労務士法人、2004年8月にSATO行政書士法人、2009年9月には日本行政書士法人を設立、SATOグループを日本トップクラスの士業グループに育て上げた。スポーツ好きで高校時代からサッカーに親しみ、コンサドーレ札幌のサポーターズ持株会代表を務めたこともある。オリンピックやサッカーワールドカップを欠かさず現地観戦してきた。バブル期には、カブトデコムの第三者割当増資も引き受けたが、多額の融資を受けた北海道拓殖銀行の破綻で債務がRCC(整理回収機構)に移り、割引を受けたものの借入金を完済した。通夜、告別式は故人、遺族の意向で近親者のみで行う。後日、お別れの会を行う予定。
キャリアバンクは、佐藤氏の死去を受け、2025年10月16日の取締役会で、新たな代表取締役に同日付で益山健一常務取締役コーポレートデザイン事業部管掌、TLI事業担当、人材紹介事業兼再就職支援事業担当、道内支店担当を選任した。益山氏は、1969年8月生まれ、56歳。1992年4月住友銀行(現三井住友銀行)入行、2002年3月同行札幌法人営業部長代理、2003年4月職業訓練法人キャリアバンク職業訓練協会に入社、2004年4月キャリアバンク入社。