道内2行が内定式、北洋銀133人、道銀71人

金融

 札幌市中央区に本店を置く銀行2行の2026年度入行者の内定式が、2025年10月1日、それぞれの銀行で行われた。(写真は、北洋銀行内定式で、内定者に内定書を手渡す津山博恒頭取)
(写真は、北海道銀行内定式で、内定者に内定書を手渡す兼間祐二頭取)

 北洋銀行は、13時30分から北洋大通センター4階セミナーホールを札幌会場(道内大学在学者)、御茶の水ソラシティカンファレンスセンターを東京会場(道外大学在学者)にして行われた。札幌会場には101人、東京会場には32人の計133人(男性79人、女性54人、大卒129人、短大卒2人)の内定者全員が参加した。両会場の内定者全員の名前が読み上げられた後に、札幌会場で代表者1人に内定書が、津山博恒頭取から手渡された。

 津山頭取は、1300人近い応募者から選ばれた133人に向かい、「北海道は、全国の中でも指折りのビジネスチャンスがある地域。当行は、しっかりと全道のチャンスをつかんでいくため、従来の金融だけにとどまらず、各地域の課題を解決する組織を目指している。北海道をより豊かで、より幸せに感じられる地域にしていくのが使命。皆さんの若い新しい発想、実行力でそれを実現するためのお手伝いをしてほしい」とお祝いの言葉を述べた。その上で、「残りの学生生活で、新しいことにチャレンジしてほしい。行ったことのない地域に足を運んだり、普段読んだことのない本を読んだりして、気になることがあったら、とことん追求してください。それが、社会人になった時の原動力になっていく」と話した。

 北海道銀行は、ほくほく札幌ビル5階で、内定者71人のうち69人が参加して行われた。71人のうち、総合職は63人(全員大卒、男性55人、女性14人)、特定職は8人。内定者一人ひとりに、兼間祐二頭取から内定書が手渡された。

 兼間頭取は祝辞で、「26年前に発行した優先株式537億円の全額償還を今年4月に行った。道内の皆さまの応援があったから、今の私たちがあるんだという気持ちを銀行に入ってからも持っていただき、お客さまには感謝で接し、お客さまのために一生懸命に仕事をしてもらいたい。道銀は職員あっての会社で、職員が自らいろいろなことを考え、やりたいことを叶えられる仕組みづくりを整備してきた。今の道銀は、無限の可能性を持っている」と述べた上で、「同期は大切で、同期の力が会社を変えると思っている。新しい発想や考えで会社を変えていく中心になって、頑張ってもらいたい」と話した。

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