アークス8月中間期は新規出店、既存店改装で投資負担増え増収減益

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 アークス(本社・札幌市)の8月中間決算は、売上高が前年中間期比8・7%増の2283億700万円と増収だったが、新規出店や既存店改装への投資が増えて営業利益は同8・3%減の63億7700万円、経常利益も同6・1%減の70億2100万円になった。また、純利益は子会社のラルズが公正取引委員会の独占禁止法違反による課徴金納付命令を受けて12億8700万円を特別損失に計上、前年中間期比で20・4%減、30億5600万円になった。
 
 期中には4月にラルズの「ビッグハウス星置店」(札幌市手稲区)を「スーパーアークス星置店」に、6月には「ビッグハウス苗穂店」を「スーパーアークス苗穂店」に業態転換したほか道内3店舗目となるホームセンターの「カインズホームFC星置店」も4月にオープンした。
 
 そのほか、ジョイスが「盛岡西バイパス店」(岩手県盛岡市)を4月に、ユニバースが「青柳店」(青森県青森市)を7月にそれぞれ新規オープンさせたほか、改装4店舗、閉鎖2店舗を実施、総店舗数は292店舗になった。
 
 部門別売上げと構成比、前年同期比は、次の通り。
食品   1866億2100万円 構成比81・7% 前年中間期比109・0%
衣料品   16億6700万円 0・7% 96・5%
住居関連 119億6000万円 5・2% 110・3%
テナント  72億3200万円 3・2% 102・7%
酒類   171億8300万円 7・5% 110・1%
DPE    1億2200万円 0・1% 90・9%
医薬品    7億7900万円 0・4% 97・1%
不動産賃貸 21億4800万円 0・9% 104・5%
 
 なお、現金及び預金は284億3900万円で前年中間期に比べて71億7800万円増加、短期借入金は76億8400万円で同25億7700万円減少、長期借入金も40億9400万円、同1億1000万円減少した。
 通期の2014年2月期は売上高4600万円、営業利益141億円、経常利益150億円、純利益63億円て直近予想と変更はない。

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