アークスグループのラルズ(本社・札幌市)は11日、「ビッグハウス星置店」(同市手稲区手稲山口478)を改装し、「スーパーアークス星置店」としてリニューアルオープンした。低価格に加えて選ぶ楽しさやフレンドリーなサービスを新たなコンセプトに加えシニア対応の品揃えも強化した。同社は開店から10年超のビッグハウスを順次スーパーアークスとしてリニューアルする考え。(入場制限で大勢のお客が行列を作った=写真左。簡単便利な食材も豊富に品揃えしている=写真右)
 
 リニューアルした「スーパーアークス星置店」は、午前9時開店の予定だったが、買い物を待つお客が行列を作り膨れ上がってきたため予定を15分ほど早めて開店した。
 
 店内は約1024坪とゆったりした面積。デリカコーナーでは人気の小樽なると屋ザンギや大阪王将の餃子のほか旬の惣菜を充実させ、肉コーナーも拡大した。 また、売場のメイン通路にはクッキングインフォメーションコーナーを設け、クッキングアドバイザーが旬の素材を生かした料理を実演しながら紹介する。
 
 ビッグハウスは、ラルズの成長を支えてきた業態で、まとめ買いするとより安くなる一物三価など価格訴求が中心の店。一方、スーパーアークスは安さのほかに選ぶ楽しさや毎日の美味しさ、フレンドリーなサービスを加え、個食や簡便食に対応した品揃えが特長の店。
 
 守屋澄夫社長は、「シルバー対応の品揃えもスーパーアークスの特長で今後はこの業態が時代のニーズに合致していくだろう。7月にはビッグハウス苗穂店をスーパーアークスに転換する予定でオープンから10年超のビッグハウスは順次スーパーアークスに変えていく」と語った。
 なおスーパーアークス星置店はこれまでの年間売上げ約25億円を30億円に引き上げる計画。


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