トライアルカンパニー(本社・福岡市東区)は、「スーパーセンタートライアル手稲店」(札幌市手稲区前田5条13丁目3-1)を、2025年9月19日(金)9時にリニューアルオープンさせる。(写真は、一時休業して改装中の「スーパーセンタートライアル手稲店」)
「スーパーセンタートライアル手稲店」は、下手稲通沿いにあって、「ドン・キホーテ手稲店」「フードD B0SCO店」「ホクレンショップ前田店」「イオン札幌手稲駅前店」などと競合するディスカウントスーパー。2階建てのアルファショッピングセンター手稲の1階に入る核店舗として営業している。建物は1996年10月に完成、当初は、ディスカウントスーパー「カウボーイ手稲店」が入っていた。その後、カウボーイの経営難で、トライアルカンパニーがカウボーイ店舗を承継、同店は、2008年9月に札幌市内で最初の「スーパーセンタートライアル」として営業をスタートさせた。
店舗は、「カウボーイ」時代の大箱売り場の名残りがあり、初期ディスカウントスーパーのイメージが残っている。今回、2025年9月3日19時から休業して、売り場の什器・備品の交換やレイアウト変更、フロアの張り替え、照明交換、外壁補修などを行うもようで、工事は、同年同月18日までの15日間。
トライアルカンパニーの2025年8月度の売上高前年比は、既存店全体で前年同月比98・3%、客数は同94・6%と前年割れ。一方、客単価は、値上げ効果もあって同103・9%。同社は、2025年6月期の決算説明会の質疑応答で、客単価が上昇するほど、客数が減速していることについて、《客数の減速は課題と認識しており、プライシング施策(税込み表示から税抜き表示の併記に変更したこと)が、一時的に客数に影響したのではないかと捉えている。集客ドライバーとなる商品の価格競争力を高めることで、継続的なお客さま支持の獲得を図りながら、価値訴求品の展開によって収益力の向上を図っていく》と答えている。「スーパーセンタートライアル手稲店」は、今回の売り場刷新によって、こうしたMD(販売政策)の浸透を図っていくことになる。