道東アークス(本社・北見市)は、「ラルズマート本町(もとまち)店」(同市本町4丁目3)を「スーパーアークス」業態に変更する。2025年7月10日(木)に、リニューアルオープンさせる。(写真は、既に外装工事が始まっている「ラルズマート本町店」)
「ラルズマート本町店」は、ボウリング場跡に40数年前、旧三島(士別市)が、「サンショッピングプラザ」としてオープンさせた店舗。道東アークスの前身の1社、道東ラルズは1995年11月、北見地盤のイチワを承継して設立されたが、当時は、ライバル店舗だった。その後、1997年11月に旧三島が、道北ラルズ(現道北アークス)に承継されたことに伴い、同店舗は、道東アークスに運営移管され、現在に至っている。
売り場面積は約670坪と、同社が展開する「ラルズマート」としては、比較的大型店のため、「スーパーアークス」業態に転換することにした。同社運営の「ラルズマート」5店舗で、初の「スーパーアークス」転換となる。これを受けて、同店は、2025年6月30日(月)15時から一時閉店して、改装工事を実施する。休業期間は、同年7月1日から同月9日までで、同月10日に、リニューアルオープンさせる。投資額は、約1億7800万円。
最新の「スーパーアークス」のMD(販売政策)を導入して、水産や農産、精肉の各売り場を活性化する。冷凍食品の強化に加えて、デリカ部門には、鉄板焼きのメニューを取り入れるほか、ピザのインストア生産も始める。「スーパーアークス」への転換によって、年商を現在の約8億円から11億円に引き上げる計画。道東アークスの北野達志社長は、「本町店の立地や店舗のポテンシャルを考えると、十分可能な売り上げだと思っている」と話す。イトーヨーカドー北見店の後継店舗がオープンする前に、迎え撃つ体制を構築しておく考えもあるようだ。