マチの新陳代謝は、建物の解体・新築が、大きな要素を占める。見慣れた建物が解体され、新しい建物が建設され、マチは生まれ変わっていく。札幌には今、中心部にも郊外にも、数多くの新陳代謝の姿がある。札幌の今を記録する『札幌の今、解体ノート』の2025年6回目は、清田区平岡8条1丁目のパチンコ&スロット「ZOON平岡店」。(写真は、解体工事が始まっている「ZOON平岡店」)
セイザン(本社・ 札幌市中央区)が展開するパチンコ&スロット「ZOON平岡店」(札幌市清田区平岡8条1丁目1-10)が閉店したのは、2025年3月2日だった。解体工事は、その翌日から始まっている。土地建物は、ケーユニオン(札幌市清田区)が所有しており、解体工事の注文者も同社。解体業者は西武建設運輸(本社・函館市)。解体期間は、2025年3月3日から同年7月31日までとなっている。
セイザンは、2024年3月10日に「ZOON川沿店」(札幌市南区)の営業を終了している。その後、土地建物所有者の有限会社アイ・システム(本社・札幌市中央区)が建物を解体。土地は、ゼンショーホールディングス(同・東京都港区)に売却され、同社のグループ企業が展開する「すき家」と「はま寿司」の店舗建設が進んでいる。
今回、解体工事が進んでいる「ZOON平岡店」は、厚別滝野公園通に面しており、周辺には、飲食店や物販店が並んでいる。解体後の土地利用に、注目が集まっている。