2025年の道内スーパー業界は、「イトーヨーカドー」2店舗閉店で明けたが、2月6日に「業務スーパー中標津店」(標津郡中標津町)、2月8日には「ロピア福住店」(札幌市豊平区)がオープン、今後もヨーカドー跡を利用したスーパーを中心に、オープンが続く。今年1~6月の上半期にオープンするスーパーをまとめた。(写真は、「ロピア琴似店」が入る旧ヨーカドー琴似店)
2月6日の「業務スーパー中標津店」に続いて2月8日に、ヨーカドー福住店跡の地下1階にオープンしたのが「ロピア福住店」。昨年11月23日の「屯田店」(ヨーカドー屯田店1階跡、札幌市北区)に続くロピアの2号店。「CiiNA CiiNA福住」の中核店舗で、先行オープンしている一部テナントに加えて、1階に「アインズ&トルペ」、メガネの「ANOTHER ANGLE」もオープンした。ただ、1階、2階、3階の大半が、空きスペースとなっており、大型物販店舗のリーシングが、不可欠となっている。
3月下旬には、札幌市東区の大型商業施設「アリオ札幌」1階のヨーカドーアリオ札幌店食品売り場跡に、「ダイイチアリオ札幌店」が入る。ヨーカドー帯広店(帯広市)跡の1階に入った「ダイイチ稲田店」に続く、ヨーカドー跡への出店となる。
5月前後には、「ロピア」が、「ビバホーム清田羊ヶ丘通店」(札幌市清田区)と「琴似店」(同市西区)を相次いで出店する。「ビバホーム清田羊ヶ丘通店」は、大型ホームセンター「スーパービバホーム清田羊ヶ丘通店」の店内に出店するもので、道内の「ロピア」では、初のホームセンターとのジョイント店舗。「琴似店」は、ヨーカドー琴似店跡の地下1階食品売り場に入る。
5月下旬には、「コープさっぽろのっぽろ店」(江別市)が、移転新築オープンする。既存の「野幌店」の老朽化に伴うもので、旧野幌鉄道林跡を利用、「無印良品」の店舗も集積する。
6月上旬には、「スーパーセンタートライアル砂川店」(砂川市)が新設オープンする。移転のため、2022年12月に閉店したパチンコ店「マルハン砂川店」の跡地を利用したもので、国道12号を挟んだ向かい側には、大型ホームセンター「コメリパワー砂川店」がある。
同じ頃に、「業務スーパー釧路木場店」(釧路郡釧路町)が新設オープンする。「DCM木場店」の隣接地に開店するもので、「DCM」と「業務スーパー」が近接するケースは、旭川市永山地区、札幌市西区西野地区、店舗内店舗の北斗市七重浜地区などがある。