2年ぶり新店「まいばすけっと南5条西9丁目店」2024年8月23日オープン

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 イオン北海道(本社・札幌市白石区)が2年ぶりに出店する、都市型小型食品スーパー「まいばすけっと」の「南5条西9丁目店」(同市中央区)が、2024年8月23日(金)にオープンする。コンビニ店舗が集積するゾーンへの出店で、コンビニとは違う差別化MD(販売政策)の真価が問われる。(写真は、2024年8月23日にオープンする「まいばすけっと南5条西9丁目店」)

「まいばすけっと南5条西9丁目店」は、2024年6月1日に、向かい側の新設建物の1階に移転した旧「セブン-イレブン札幌南5条店」の店舗跡に居抜き出店する。セブン‐イレブンの旧店舗が入っていビルは築45年の9階建て賃貸マンションだが、イオン北海道はセブン-イレブンの退店後、すぐに居抜き出店を決めた。

 イオン北海道の「まいばすけっと」は現在、札幌市内42店舗が営業している。出店スタイルは、ドミナント方式(集中出店)で、今回の「南5条西9丁目店」の近隣には、「南5条西10丁目店」のほか「南6条西7丁目店」「南2条西8丁目店」「南1西10丁目店」などがある。周辺には、住宅やオフィス、ホテルが混在しており、ドミナント化することで「地域の冷蔵庫」としての役割を果たすことを目指している。

 ただ、最近は出店ペースが落ちている。直近は、2年前の2022年4月22日の「北18条西4丁目店」(北区)の1店舗で、その前は2020年の4店舗。こちらも2022年の2年前だった。かつては100店舗体制も目標としていたが、現状は半分以下に留まっている。2012年3月の1号店「南5条西10丁目店」から12年目に入った「まいばすけっと」。今回の新店は、出店増へのきっかけとなるのか、現状の出店ペース維持なのか、さまざまな意味で重要な店舗となりそう。

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