イオン北海道(本社・札幌市白石区)がスクラップ&ビルド(S&B)で建設している仮称「マックスバリュ北郷店」(同市同区北郷2条7丁目336-5ほか)の鉄骨が組み上がってきた。オープンは、2024年の大型連休の頃になりそうで、残り4ヵ月、竣工に向けて建設現場は、張り詰めた空気に包まれそうだ。(写真は、鉄骨が組み上がった仮称「マックスバリュ北郷店」)
水源地通と北郷通交差点の南西角の敷地には、「マックスバリュ北郷店」や「サツドラ北郷店」、「札幌弘栄堂書店」などがそれぞれ単独棟で集積する「NBSショッピングセンター」が形成されていた。このショッピングセンターは、平成の初め頃に建設され、「マックスバリュ」が入る前は、住友石炭鉱業流通事業部が展開する「ジョイ北郷店」として運営されていた。
住友石炭鉱業流通事業部は、ジョイとして独立したが、2008年4月に当時のマックスバリュ北海道(現イオン北海道)と合併、「マックスバリュ」に屋号を変えた。これら店舗は、建て替えのため2022年8月末までに閉店。秋以降には建物の解体工事が進み、2023年春には更地になっていた。
建設工事が具体的に始まったのは、昨年秋以降。新店舗は鉄骨造2階建ての単独店舗で、建築面積約762坪(2515㎡)、延べ床面積は約1335坪(4408㎡)。店舗面積は、1階の約494坪(1633㎡)と2階の約248坪(821㎡)の計743坪(2454㎡)。2階には3テナントの誘致が予定されているが、物販ではない事業用店舗になる見通しで、こちらの床面積は計122坪(404㎡)。
店舗の設計、監理はマキタ設計事務所(札幌市白石区)、施工は荒井建設(本社・旭川市)札幌支店(札幌市豊平区)。工期は2024年4月30日までとなっている。マキタ設計は、直近では2023年10月25日にオープンした「マックスバリュ山鼻店」の設計、監理を手掛けており、荒井建設札幌支店は、同年11月22日に建て替えオープンした「イオン南平岸店」の施工を手掛けている。
組み上がった鉄骨は、シャープでストレートな店舗の印象を想像させる。旧店舗の閉店から1年半、新しい店舗はあと4ヵ月で登場する。